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Wii

 DSと共に、ゲームの新しいあり方をみせつけ、非ゲーマーをもゲームの世界に引き寄せ、低迷していた任天堂を大復活へと導いたスーファミ以来の名機。これぞ究極のアナログ志向。コントローラを振ることでキャラクターを動かすという発想はWiiに始まったことではないが、そのシステムを堂々とメインに取り入れたところにこのハードの強みがあった。古くからあった射撃ゲームのギミックはもちろん、釣り、スポーツゲームなどが感覚的に遊べる。テレビのバラエティ番組での実演の紹介もあって、当初は売り切れ続出で、どのお店でも希望小売価格25000円よりも高めの値段で売られるという現象が起き、大量に売れ残っているPS3の横で、その人気の差を見せつけた。

 ドリームキャストと同じく、ゲームを買った分、ポイントが貯まる方式を取り入れており、エミュレータによるメガドライブやPCエンジンのソフトダウンロードなど、ネット機能も充実。天気予報から世界ニュース、さらには世界中の人たちに「甘いものとからいもの、どっちが好き?」みたいな素朴なアンケートを集計し、Wii上で発表するというユニークな遊び機能も功を奏した。自分のWiiにニックネームを付けられ、Wiiリモコンに自分の分身となるキャラを保存することができるのも面白い。とはいえ、本体だけ買ったところではWiiの本当の醍醐味は知ることができない。ネットを見るのにもお金がいるし、必要なものを最初にそろえるとなると、結構値段は高くなる。

 Wiiは運動にもいいと思われがちだが、それは誤解だろう。ついには足を使ったゲームも発表されたが、通常のゲームで、Wiiリモコンを使って手首を動かしたくらいでは大した運動にはならない。むしろやりすぎて手がしびれたり、ひどい頭痛をひきおこしたりと、長時間やりすぎたときのマイナス面を知っておく必要がある。リモコンを横向きにするゲームでは乾電池のフタの凹凸と、小さくて押しにくい1・2ボタンが指を痛めることも。

 リモコンのセンサーをテレビの上か下に設置しなければならないのも、インテリア的に問題点が残る。ゲームによってはリモコンの反応がにぶいものもあるので、まだまだ課題がある。一番残念なのは電源をOFFにしていても本体が熱くなる点だろう。しかしながら、「本当に動くのかよ」「どういう仕組みになってんだ?」と半信半疑で買ってみても、実際に微妙な傾斜に反応するのを目の当たりにしてしまうと驚くしかない。大昔にファミコンのコントローラを手にしたときのように、久しぶりに画面上のキャラを<動かす>という純粋な喜びを感じられるだろう。