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セガスタッフ入魂の力作。シリーズ最高傑作!

ファンタシースター千年紀の終りに

1993年12月17日発売 ロールプレイングゲーム

III」の大コケから3年。「PS」シリーズの良さのすべてを注ぎ込み、「II」の4倍のデータ容量で、何もかもが最高の状態で結晶となった奇跡のシリーズ最高傑作が完成した。時間が許せば何度でも遊びたい!

メガドライブのハードの性能で作ったゲームとは思えないシステム、グラフィック、聴いた瞬間に電撃が走るイカしたBGM(音楽はこちらにご用意しました)。そしてエンカウントを全く苦にせず、さくさく進むプレイ感覚が心地よい。

ストーリーも骨太でよく書けているが、バトルモードはテクニック同士を組み合わせて、更に強力なテクニックを発動させるという画期的システムと、マクロにコマンドを記録してのクイックバトルが快適。キャラクターは多彩でアニメチック。ここでアルゴル太陽系第4惑星リュクロスも確認される。

個人的に「IV」のすごいところは、人間とアンドロイドを完全に別物として考えているところだと思う。回復アイテムや戦闘方法など全然違っている。例えば、アンドロイドは死なないが、人間みたいにモノメイトを食べることはできない。こういう芸の細かさが「IV」は面白かった。

ファンに対するサービス抜群で、今までのシリーズの全要素が含まれ、シリーズの重要なキャラクターたちが登場し、謎が次々と解き明かされる。そもそもこのゲームの元ネタはSPEC(セガ・プレイヤーズ・エンジョイ・クラブ)の会誌で連載していたファンタの漫画「サード!」だったからニクイ。敵キャラも懐かしい顔ぶれ。「I」の回復アイテムペロリーメイトもあるし、ミャウラシークもしぶとく生き残っていた! ろっきいという犬は「PSO」にも登場。だから「PS」シリーズを遊んできた人にはたまらない内容。ただし「PS」を知らない人にはまるでわからないという憎めない欠点があった。

これほどの大傑作が、ファミコンしか知らない一般ゲーマーはもとより、「I」、「II」を知るセガ派にさえもあまり知られていないのは残念である。なお、同作には「IV」というローマ数字が入っていないが、これは「III」の後にゲームギアで番外編が2本作られたからだと思われる。それとももしかしたら単に「III」をなかったことにしたかったのだろうか?

ファンタシースター4 ファンタシースター4
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